こんにちは、ai です。🌸
(自己紹介はこちら▶「自己紹介、人生のテーマのこと」)
恋の傷は新しい恋で治すのよ!なんて物語のなかでは言うけれど、はっきり言って、それはもう少し先の話なんだと思います。
この悲しみを味わいつくした、その先の話。
だから、今は「これからまた素敵な人に出会えるのか」とか、そういったことは考えなくても大丈夫。
そうは言っても考えちゃうとは思うんですが。
そりゃそうですよね。
ただ、考えたときに、その思考は良い状態の自分がしたものではないということを自覚しておくのは大事かもしれません。
本当にいい人と出会えるのか、とか考え始めると不安や焦燥感が襲ってきて、そうするとまたお別れした彼のいいところを思い出したりしてしまう。
それ自体はまったく悪いことではなく〝お別れしたという出来事〟を、消化するために大事な時間なんだと思います。
悲しみから目を逸らすために、相手を憎んだりするよりは、ずっといい。
悲しみが本当の意味で終わるのは、お別れしたという出来事をきちんと消化し終わったとき、なのだろうと思います。
そのころにはきっと、彼のことをほとんど思い出さなくなっている。
今はそんな自分が想像すらできなくても。
もしかしたら、前を向かせてくれようとする言葉、元気づけようとしてくれる言葉さえ、今はまだ苦しかったりするかもしれないけれど(見当違いのことを言っていたらすみません)、いつか必ず「あの時、わたしのための言葉をかけてくれてありがとう」って心底思える。そういうすこやかな気持ちにちゃんとなれます。
こういうことを言う人がほかにいるかどうかはわからないけれど、わたしがあえて何かをお伝えするなら、悲しみや、淋しさや、苦しみと、とことん向き合ってみてほしいとお伝えしたいです。
傷を味わいつくして(マツコさん風に言うと、今感じていることを骨の髄までしゃぶりつくして)みてほしい。
味わいきって、なんの味もしなくなるまで。
そうしたら勝手に前を向ける、向きたくなる。
ゆっくりお茶を飲み、
ご飯を食べ、
自分のための時間をつくり、
身体をゆっくりほぐして、
深呼吸をして、
飽きるくらい眠って、
それから。
悲しいって思っていること。
なにが一番苦しいのか。
本当はどうしたかったのか。
なんでそうできなかったのか。
今の自分の状態のこと。
今したいと思ってることはなにか。
わきあがる感情の名前。
考えるのも見るのもつらいそんなものに、たまに、時々ほんの少しずつだけ、向き合ってみる。
一番苦しい今だから、今しか気づけないことがあると思います。
ばかばかしくなるくらい泣いて。泣きつくして。
ばかばかしい、って感じたことすらも覚えておく。
深く傷ついている人ほど、前を向きたいと頑張りがちな気がします。
それがだめという話でもないですし、もちろんいいに決まってる。
前を向きたいと思えることは本当に素敵だなあと思うし、周りの方もそう思ってくれていると思います。だから応援したくなるし、前を向けるような言葉を贈ってくれるんですよね、きっと💡
だけど、長い人生のなかで、息をひそめてただじっと、ゆっくり自分を回復させるときがあったっていい。
(なんなら、そうすることが自然なことかもしれない、ほんとは)
悲しみや、苦しみに浸る日々があったっていい。
それって実は〝前を向けてない時間〟じゃなくて〝今の自分をちゃんと見る時間〟。
今、ここで、傷ついている自分のことをちゃんと見てあげてほしい。
あなたにしかできないことです。🌹
1日のなかで、頑張って前を向く瞬間と、息をひそめて回復を待つ瞬間と、どっちも存在してたっていいんじゃないかしら。
最後に、なんの参考にもならないかもしれませんが、一つの恋愛が終わってしまったときに読んでいた本たちを載せておきます。
なにかを(ましてや本を!)勧めるなんてとんでもなくおこがましいような気持ちになるので、これはおすすめの本ではなく、わたしが恋をうしなったときに読んでいた本の羅列です。
わたしの言葉や、周囲の人の言葉では寄り添えないところに、寄り添ってくれる一文があると信じて。
やさしい眠りが訪れる夜になりますように。
それではまた。