ずーっと、子どものころから心に引っかかっていたこと。
夢、について。
私は、幼いころから
・どうしても叶えたい夢
・将来なりたい職業
が、全然ありませんでした。
「将来、なにになりたい?」
物心ついたころから、何度も何度もくりかえされる問い…。
卒業文集には必ず【将来の夢】という項目がありましたけれど、私はいつも何を書けばいいのかわからなかったのです。
まわりのお友達は
「保育士!」
「看護師!」
「トリマー!」
なりたいものが、理想の将来がくっきりと描けているのに。
私はいつも、心からこれになりたい、と言えるものはなくて…
それがちょっとコンプレックスでした。
(それでも書かなきゃいけなかったので、とりあえずパティシエ、とか美容師、とか、思いつくものを書いていました)
今も書店へゆけば「夢を叶える」「理想を実現する」なんてタイトルの本がズラリと並んでいます。
それを見るたび、それを読むたび、心がチクッと痛む。
私には叶えるべき夢がない、理想がわからない。
人生を、もっと良くしていきたいと心から思っているのに、
ゴールがどこにあるのか、どこに向かっていけばいいのか、私だけわからずにいるんだ…。
ずっと、欠陥なのかな、って思っていたのです。
自分の夢が、自分で描けないなんて、って。
♢
でも、最近、ようやくわかってきたこと。
夢がなくたって、大きな目標や理想がなくたっていい、ってこと。
人生をもっとよくしていきたい、っていうのは私の心からの願いで、その方法も、その過程も、自由なのだということ。
振り返れば、今の私をかたち作ってきた要素はすべて、
人生レベルではないけれど【ちょっと先の、憧れの自分】や【今の自分が楽しみたいこと】のために全力をかたむけた結果、手に入ったものでした。
「この1年はこれに没頭しよう」
「4年後に、こんな結果を出したい」
「これもこれもこれも、全力で楽しむ!」
なんていう風に。
【ちょっと先の理想】や【今、やりたいこと】に全力で向き合うこと。
それが積み重なり、つながりあって、新たな理想や、夢が見えてくるのだと思います。
今までだって、そうして生きてきたはずなのに、
ここ数年どうしてか
「大きく夢を持っていなくちゃ」
「人生レベルの目標を明確に描かなきゃ」
なんて考えて、ちょっぴり焦っていました。笑
あらためて自分と向き合い、振り返り、ようやく気づくことができました。
・人生レベルの夢や、大きな野望を持っていなくてもいい
・【今、やりたいこと】や【ちょっと先の理想】に全力で向き合う
もし、私と同じように「夢がない」と苦しんでいる方がいたら…
ほんの少しでも参考にしていただければ、うれしいです。
実は先日、久しぶりに【人生で叶えたい100のこと】を書き出してみたのですが、生まれて初めて、100個すべて書ききることが出来たんです。
(詳しいことは、【人生で叶えたい100のリスト】を書くコツという記事でも書いたので、そちらもぜひ。)
以前書いていたときは、今の自分からは遠い理想・大きな夢などを、頑張って背伸びして書いていたのですが、到底100個なんて書けるはずもなくて。
今回は、一切背伸びなく、心から望めることを書きました。
本当に小さな事柄ばかりたくさん入っているのですが、見返してみると、そのどれもが私にとっては愛しい願い。(今ぱっと目についたものだと「ソーキソバ食べる!」って書いてありました。笑)
大きなことでも、壮大な野望でもないけれど、実はこういうちょっと手を伸ばせば叶いそうな願いこそが、日々を色鮮やかにしてくれるのだと思います。
自分の心にしたがって、素敵な毎日をつくってゆきたいです。✨
その積み重ねが、人生になるのですから。
それでは、また。